コスメブランド「THREE」流・社員の上手な伸ばし方とは?【加藤綾子/一流思考のヒント】

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第3回「ACRO」取締役会長ブランドプロデューサー石橋 寧さん[後編]

>>[前編]はこちら

加藤綾子さん

Profile
加藤綾子 Ayako Kato
1985年生まれ。2008年フジテレビ入社、看板アナウンサーとして活躍。2016年よりフリーアナウンサーとなり、活躍の場を広げている。著書に『あさえがお』(小学館)。

「細かい部分にもケアが行き届いている男性には、確かに品を感じます」
(加藤さん)

他と同じ土俵には立たずスピード感で世界に勝つ

石橋ところで、2018年には男性向けのメイク中心の総合コスメブランドと、35歳以上をターゲットにしたラグジュアリーなメイクブランド、そしてTHREEの3倍くらいの価格帯になりますが、ラグジュアリーなスキンケアブランドの3つを一気に立ち上げます。

加藤すべて石橋さんから生まれたアイデアなんですか?

石橋はい。メンズラインに関してはTHREEを立ち上げたときから念頭にありました。社員にもよく「半歩先を行く。一歩先は行き過ぎ」と話しているんですが、ここにきてやっと、メンズラインが半歩先の商品になったなと。

加藤半歩先と一歩先を見極める嗅覚はどう培われてきたんでしょう?

石橋頻繁に百貨店の売り場に行きます。ふらっと出かけて、フロアを見ると、海外の人がどこに群がっているかもわかりますし、THREEに行くと販売員に「今何が売れているか」「どういう人が買っているのか」「客が買うものは変わってきたか」と、どんどん突っ込んで、情報収集をします。会社にいれば数字上の売り上げはわかりますが、誰がどういう買い方をしたのかは、現場に行かないとわかりません。あと、原料を探す旅も大事ですね。生産者の薀蓄にはヒントがあります。

加藤休む間もなく飛び回っていらっしゃるんですね。

石橋ひと息つけるのはもっぱら新幹線か飛行機の移動中で、ほとんど会社にいません(笑)。ただ日本のトップはなかなか現場に行かないんじゃないでしょうか? あと他の日本企業は社内決裁も含めスピードが遅いことで、タイミングを逸している。海外に行くと「品質的には日本製が欲しいんだけど、中国や韓国はアクションが早くトップセールスをしてくるのに対し、日本の企業はなかなか売り込みに来てくれない。他のアジアの国々の商品のレベルも上がってきていることにも気づいていないし、日本の企業には『絶対に自分たちの商品を買って欲しい』という熱意がない」という話を聞きます。

加藤アピールが苦手な国民性も影響しているんでしょうか?

石橋とはいえ、スピード感がないと、今の時代は勝てません。

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2018年Nov. VOL.295月号

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