「モダンクラシックな究極の1本」ターニークラシック M85 アイオマティック セレブレイティング 120th ドライバー【プロ&アマの最新ゴルフクラブ試打レビュー vol.24】

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プロゴルフコーチの奥嶋誠昭氏と、ゴルフ大好きゴルフライターの鶴原弘高氏が最新の注目クラブやシャフトを試打計測。気になる性能を徹底レビュー!

TOURNEY CLASSIC M85 Eye-O-Matic・Celebrating 120th DRIVER

往年の名器をモチーフにしたクラシカルなヘッド
現代的な飛距離性能で、意外とうまく打てる!

TOURNEY CLASSIC M85 Eye-O-Matic・Celebrating 120th DRIVER

TOURNEY CLASSIC M85 Eye-O-Matic・Celebrating 120th DRIVER


鶴原弘高さん ライター・ツルハラ  今回は、ちょっと変わりダネのドライバーを持ってきました。マグレガーゴルフの最新ドライバーです。

奥嶋誠昭さん 奥嶋プロ なんですかコレは! ヘッドが小さいし、ヘッドの形状はまるで昔のパーシモン(※ 柿の木から作られたハンドメイドのヘッド)みたいです。

鶴原弘高さん ライター・ツルハラ 「ターニークラシック M85 アイオマティック セレブレイティング 120th ドライバー」という長〜い商品名が、このドライバーの成り立ちを表しています。簡単に説明すると、老舗のゴルフクラブメーカーであるマグレガーが創立120周年を迎えるにあたり、1950年代に一世風靡した名作ドライバー「ターニー M85」をモチーフにして新開発したドライバーがコレなんですよ。奥嶋プロは、パーシモンのドライバーを打ったことがあります?

奥嶋誠昭さん 奥嶋プロ もちろん、ありますよ。小学生から中学生ぐらいまでは使っていました。でも、その当時のドライバーと比べると、全然こちらのほうがヘッドは大きいし、フルチタン製のヘッドでヘッド形状も現代的です。思ったよりも違和感なく構えられますよ。ちなみに商品名に入っている「アイオマティック」というのは、何なんですか?

鶴原弘高さん ライター・ツルハラ 往年の名作「ターニー M85」には、フェース面のカラーが三段になったアイオマティックインサートという技術が使われていたんです。これによってフェースをスクエアに合わせやすく、フェースの芯に意識を集中できるようになっていました。今回の新作ドライバーにも、そのデザインが継承されていますが、少々事情がありまして......。

TOURNEY CLASSIC M85 Eye-O-Matic・Celebrating 120th DRIVER
往年のアイオマティックを、現代のIP加工技術によってデザインとして再現している


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ヘッドカラーは、落ち着いた色合いのダークグリーン。細かいラメが入れられていて高級感がある。ウイング状の転写マークは、オリジナルの「ターニー M85」でも採用されていたものだ


奥嶋誠昭さん 奥嶋プロ ツルハラさん、どうして口ごもっちゃったんですか?


鶴原弘高さん ライター・ツルハラ このフェース面のIP仕上げによって、実はこのドライバーはルール不適合クラブなんです。試合などの公式競技では使えないドライバーなんです。

奥嶋誠昭さん 奥嶋プロ そうなの!? フェースが高反発ってことですか?


鶴原弘高さん ライター・ツルハラ そうじゃなくて、デザインの仕上げ方法がクラブ規制のルールに引っ掛かってしまったらしいです。けれど、このドライバーはマグレガー120周年の記念碑的なモデルなので、デザインを重視して、そのまま発売に至ったとのことです。とはいえ、フェース面の塗装をシルバー一色に変更したルール適合モデルも併売されているんですよ。性能にはまったく差がなくて、競技で使う人はルール適合モデルをどうぞ、というわけです。

奥嶋誠昭さん 奥嶋プロ なるほど〜。デザイン的にはこのフェース面のほうがカッコいいし、仲間うちのゴルフで使うぶんには問題ないわけですな。このドライバーの概要は分かりました。お次は、肝心の性能はどうかですよね。では、打ってみます。まずは全力で。おりゃ!

ゴルフクラブ試打
奥嶋プロがドライバーのヘッドスピード約50m/sで試打


鶴原弘高さん ライター・ツルハラ 普通によく飛んでいますよね〜。ヘッドスピードに対してボールスピードが速くて、ミート率1.49が計測されています。ちなみにクラブスペックは、ロフト角9.5度、シャフトの硬さはSXです。

奥嶋誠昭さん奥嶋プロ 思ったよりも打ちやすい! 見た目はクラシカルな形状のヘッドですが、スピンも多くないし、ヘッドの性能は完全に今どきのドライバーです。ヘッドスピードを落として40m/sでも打ってみましょう。

ゴルフクラブ試打
奥嶋プロがドライバーのヘッドスピード約40m/sで試打


鶴原弘高さん ライター・ツルハラ こちらもミート率が1.49出ているし、飛ばせる適正弾道ですね〜。

奥嶋誠昭さん奥嶋プロ ロフトのわりに球が上がるし、ヘッドが小ぶりなのに難しさは感じません。460ccの大型ヘッドが苦手な人には、ちょうどいいんじゃないでしょうか。シャフトはクセがなくて、万人向けしそうなタイプです。ツルハラさんも、打ってみて。

ゴルフクラブ試打
アマチュア代表、ツルハラがドライバーのヘッドスピード約46m/sで試打


鶴原弘高さん ライター・ツルハラ 最初は小ぶりなヘッドに戸惑いましたが、慣れると構えやすくて打ちやすい。今どきの他のドライバーと比べると、フェースのヒール側が少し前に出っ張っていて、そのおかげでフェース全体をターゲットに向けられる感覚があっていいですね。このぐらいのヘッドの大きさのほうが、人間は振りやすく感じるのかも知れないなぁ。

奥嶋誠昭さん奥嶋プロ そうなんです。慣れると、めちゃ打ちやすい。それに球筋を操作しやすいドライバーです。意図的にボールを曲げたい技巧派ゴルファーには使いやすいと思います。打感には弾きがありつつ、ボールがフェースにくっつく感じもあって悪くないです。

鶴原弘高さん ライター・ツルハラ 見た目の印象ほどは難しさを感じないけど、ちょっと気になったのはスピン量が変わりやすいところ。僕みたいにスイングが不安定なゴルファーだと、ショットごとに500回転以上もスピン量が変わってしまいました。

奥嶋誠昭さん奥嶋プロ それは、自分で意図してスピン量を変えられる、とも言えますよね。弾道の高さも操作しやすいドライバーだということです。

鶴原弘高さん ライター・ツルハラ なるほど、おっしゃるとおりです。それにしても、なんだか夢のあるドライバーですよね。往年のクラブをモチーフにした唯一無二のヘッド形状とデザイン。コレを使っていたら、周りのゴルファーから一目置かれると思います。飛距離性能についても問題ナシで、普通に使えるのがイイですよね。

奥嶋誠昭さん奥嶋プロ 大型ヘッドのドライバーが苦手な人には、むしろ良い結果が得られるかも。コレって限定発売なんでしょう? 気になる人は、早めに入手したほうがいいですね!

試打した製品の情報はコチラ
マグレガーゴルフ 公式サイト

奥嶋誠昭さん 奥嶋誠昭/おくしま・ともあき
JGTOツアープレーヤー資格を持ち、プロコーチとしても活躍中。横浜市都筑区にあるヒルトップ横浜クラブ内にある「ノビテック・ゴルフスタジオ」でヘッドコーチを務め、弾道計測器フライトスコープ、3DモーションキャプチャーGEARSなどの最新機器を使ったレッスンをアマチュアにも展開中。
http://www.nobby-tech.co.jp/swinggear/

鶴原弘高さん 鶴原弘高/つるはら・ひろたか
雑誌やウェブで多くの記事を手掛けるゴルフ専業のライター。もちろん自身も大のゴルフ好きで、最新ギアも大好き。オフィシャルハンデは7。ゴルフギア情報を発信する会員制サイト「3up CLUB」のキャスターも務めている。
https://3up.club



文/鶴原弘高

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