世界最大級のアートフェア「アート・バーゼル」とは、どのようなものか?

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各国より美術家やコレクターが来場する、世界最大規模のアートフェア「アート・バーゼル」をご存知だろうか。その魅力と全貌を、長年同フェアに参加してきた名ギャラリーの代表に聞いた。


シュウゴアーツ 代表 佐谷周吾さん

<解説者>
シュウゴアーツ 代表 佐谷周吾さん

六本木にある現代美術ギャラリー、シュウゴアーツを運営。ローカルに根ざしつつ時代と国境を超えるマインドを持つ作家の作品を展示する。


アート・バーゼル
1970年より毎年行われるアート・バーゼルは今年6月の開催で50回目を迎え、各国から200以上ものトップギャラリーが出展する。撮影= Gabriel Leung courtesy of ShugoArts

来場者がギャラリーを品定めし、作品に出会える場

世界のトップギャラリーが参加し、目の肥えたコレクターや美術家が訪れるこの世界最大級のアートフェア、「アート・バーゼル」とはどのようなものなのだろうか。国内ギャラリーの中で、いち早く出展してきたシュウゴアーツの佐谷さんがその魅力を語る。

「今やアート・バーゼルは世界のアートフェアのスタンダードであるといわれています。その理由は、厳しい審査を通過した世界のギャラリーだけが参加でき、自身をプレゼンする場としてこのフェアが成り立っているから。それこそがアート・バーゼルの最大の魅力ではないでしょうか。ギャラリーはタイトなスケジュールでいちから展示ブースを設営する。そこでは展示作品や作家のセレクトだけでなく、作品の展示方法・演出の力量までもが問われます。そんな多彩なプレゼンを通して、来場者はギャラリーの品定めをし、好みのギャラリーやそこでセレクトされている作品と新たな出会いを果たすのです。また、会場を歩いていると今のアートシーンの傾向がわかるのも面白い。人気の作家の作品はすぐ売れてしまい見られない場合も。日本の作家では、森村泰昌さんの作品はアジアの方から人気が高く人が集まっていますね。さらに、バーゼルでのオープニングプレビューにて、ギャラリーのイチオシ作品を特設ブースで展示する、アンリミテッドというイベントも見どころ」

国内の馴染みの画廊やギャラリーだけでは得られない、最先端のアートとの唯一無二の出会いがそこにはある。

来場者はアートコレクターや美術専門家が多く、参加費を払えば誰でも入場できるが、招待来場者のみ参加できるVIPイベントも多数。©Art Basel

来場者はアートコレクターや美術専門家が多く、参加費を払えば誰でも入場できるが、招待来場者のみ参加できるVIPイベントも多数。©Art Basel

展示設営はギャラリーがいちから行うので、その技術や見せ方も様々。©Art Basel

展示設営はギャラリーがいちから行うので、その技術や見せ方も様々。©Art Basel

会場は、毎年時計・宝飾品の展示が行われるバーゼルワールドと同じ場所で開催。©Art Basel

会場は、毎年時計・宝飾品の展示が行われるバーゼルワールドと同じ場所で開催。©Art Basel

展示設営はギャラリーがいちから行うので、その技術や見せ方も様々。©Art Basel

展示設営はギャラリーがいちから行うので、その技術や見せ方も様々。©Art Basel

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