【ファミリーマート代表取締役社長 澤田貴司さん】スーツ オブ ザ イヤー2018 受賞者インタビュー

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SUITS OF THE YEAR 2018
ビジネス部門



ファミリーマート代表取締役社長 澤田貴司さん
時計62万円/グランドセイコー(セイコーウオッチお客様相談室) 他のコーディネートは本人私物

スーツでリーダーシップを見せる男
ファミリーマート代表取締役社長 澤田貴司さん

新生ファミリーマートの改革を断行し、還暦を過ぎてトライアスロンやスタンドアップパドルにも挑戦...。そんなバイタリティが凛としたスーツ姿からも立ち上る澤田さん。ビジネス部門賞に相応しい堂々たる佇まいだ。

澤田貴司(さわだ・たかし)

1957年生まれ。伊藤忠商事を経て'97年、ファーストリテイリング入社。その後複数の会社の設立を経て'16年3月にファミリーマート顧問、同年9月より現職。

人として、ちゃんと見られたい。"澤田に任せる"と言われる男であり続けたい

大企業のトップが纏うスーツはネイビーやグレーのイメージが強いが、取材当日、澤田社長はブラウンのスーツで現れた。タイもブラウン×ネイビーのストライプ。ちょっと攻めた着こなしだが、それが流通業界の風雲児と呼ばれる氏のイメージにぴたりと重なる。程よく細身のシルエットも、トレーニングで鍛えた体に似合っている。

「僕にとって"素敵"とか"ちゃんとしてる"と思われることはとても重要。人によく見られていれば自分も落ち着き、円滑に事を進められますから」

そう語る澤田社長だが、自ら設立した会社を率いていた時代は、周りを無視した装いで大失敗をしたこともあるという。列席者が皆スーツで来ることがわかっていた重要な会議に、平然とTシャツ+ジーパンで臨んだのだ。

「意図的というより、"俺が澤田だ!"という驕りがあった。嫌なヤツです。今考えるととても恥ずかしい(苦笑)」

事実、そんな風に気を吐くのも納得と思えるほど、華々しい経歴の持ち主だ。とりわけ有名なのがファーストリテイリング在籍時に、ユニクロのフリースを大ヒットさせたことだろう。

「たまたまです。当時ユニクロは郊外の安いブランドというイメージが強かった。それが東京・原宿に出店する際、何かインパクトが必要だと考えた。そこでお店を丸々"フリースの館"としたら、これが見事に当たったんです」

結果、原宿店オープン時は若者たちの行列ができるほどの大成功。ここからユニクロの大躍進が始まったのだ。ファーストリテイリングの社長就任も請われたが、辞退。退職後は投資ファンド「キアコン」を、さらに企業支援会社「リヴァンプ」を立ち上げた。そして古巣の伊藤忠商事から声がかかり、2016年9月にサークルK・サンクスと統合したファミリーマートの経営ト ップに就くことになる。

「僕はもともと、小売業に携わりたくて伊藤忠を飛び出した人間。家出した息子に親から声がかかったようなもので、非常に意気に感じましたね」

「現場は大事」と話す澤田さん
「現場は大事」と話す澤田さん。「店頭にももちろん立ちますよ。何が必要か、そこでしかわからないことも多いですから」

社長就任以降は徹底して現場主義を貫き、お店でレジ打ちに立つなど積極的に広告塔を買って出る。上記の写真で着用のシャツも、実は社員の声で生まれたファミリーマートのオリジナルだ。

「この歳になっても挑戦させていただき、毎日わくわくしています。やっぱり、燃え尽きるまで仕事がしたいですから。改革は順調ですが、自分ではまだまだ屈伸運動したくらいのつもり。これから本気で走り出しますよ」

澤田さんのSUIT
SCABAL / スキャバル

SCABAL

華やかさの中に、滲む本格

日頃からスキャバル生地のスーツを愛用する澤田さん。この日の一着は英国テイストの強く香る生地「ビッグ・ベン」。仕立て映えの美しさから英国サヴィル・ロウのテーラーに支持され、長く愛用できる素材だ。スキャバル生地でのオーダーは全国の専門店、百貨店などで可能。(スキャバルジャパン)

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[MEN'S EX 2018年12月号の記事を再構成](スタッフクレジットは本誌に記載)
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