【ファッション履歴書】エスディーアイ 代表 藤枝大嗣さんの場合

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お洒落なあの人のファッション履歴書

メンズファッション業界にはお洒落なだけでなく、とても個性的な生き方をしている人がたくさんいる。この連載では、いま注目の業界人のファッション履歴を通じ、各人の人間的な魅力に迫ってみたい。

第五回 エスディーアイ 代表 藤枝大嗣さん

エスディーアイ 代表 藤枝大嗣さん

Profile
藤枝大嗣(ふじえだ ひろし)さん/エスディーアイ 代表

1953年、東京生まれ。小さな輸入生地の会社を経営する洒落者のお父様の影響で、子どものころからファッションに対する興味を深める。スキー競技に打ち込んだ大学生時代ののち、コロネット商会に入社し、インポートのメンズファッションに関わるようになる。1989年に独立後、1994年に高級インポートファッションを取り扱うエスディーアイを設立。マリネッラ、イザイア、インコテックスなど数々の人気ブランドを日本に紹介する。 http://sdijp.jp/

1976年にファッション業界へ

様々なインポートブランドを、いち早く日本に紹介し、新しい提案を続けてきたのが、エスディーアイの代表、藤枝大嗣さんだ。エスディーアイがイザイア、マリネッラ、シーラップなどMEN'S EX読者には、おなじみのブランドを展開していることからも、藤枝さんの審美眼はお分かりいただけるだろう。これまでの業界歴をお尋ねしたところ、スタートは1976年。ファッション通を自認する読者の多くも、まだ子どもだった時代ではないだろうか。

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さて、そんな藤枝さんは代々東京生まれの東京育ち。青春時代からおしゃれやかっこいいことに関心の高い、とてもあか抜けた若者だったようだ。

「子どものころから運動が好きで、友達も多かったですね。よく遊んでいるのに、そこそこ成績もよくて、親を勉強のことで困らせることはなかったと思います。成績はいつもクラスの上位5番以内で、悪くとも10番以内にいるような子どもでした」。

32歳の藤枝さん。ヨーロッパ出張時、ジバンシィのデザイナー(当時)のドリアンさんとのデザインセレクトミーティングの一コマ。

32歳の藤枝さん。ヨーロッパ出張時、ジバンシィのデザイナー(当時)のドリアンさんとのデザインセレクトミーティングの一コマ。

24歳のとき、コロネット商会入社後のオフィスで働く様子。デスクの上に当時のゴヤールが写っているのにご注目。

24歳のとき、コロネット商会入社後のオフィスで働く様子。デスクの上に当時のゴヤールが写っているのにご注目。

20歳くらいのときの一枚。大学時代のスキークラブの雪上合宿でスラローム練習に打ち込む様子が撮影されている。

20歳くらいのときの一枚。大学時代のスキークラブの雪上合宿でスラローム練習に打ち込む様子が撮影されている。

高校時代の夏の写真から、流行に敏感な若者だった様子が伝わる。おそらく17歳ごろで、場所は伊豆白浜だと思いますとのこと。

高校時代の夏の写真から、流行に敏感な若者だった様子が伝わる。おそらく17歳ごろで、場所は伊豆白浜だと思いますとのこと。

お持ちのなかで最も古いマリネッラのタイ。正確にはわからないが28~30年くらい前のもので、いまとはラベルが異なっている。藤枝さんは芯地を変えクリーニングをするなど、仕立て直しをしながら、長く愛用している。

お持ちのなかで最も古いマリネッラのタイ。正確にはわからないが28~30年くらい前のもので、いまとはラベルが異なっている。藤枝さんは芯地を変えクリーニングをするなど、仕立て直しをしながら、長く愛用している。

クルマのレザーシートを手掛けることで知られるコノリー製のカフリンクス。8と88がデザインされている。「ロンドンのミューズ(馬小屋が左右に並ぶ横町の意味)に一号店があって、そこで購入したものです。レーシングドライバーのジム・クラークに由来する数字だそうで、日本でも8は縁起がいいと思って」。

クルマのレザーシートを手掛けることで知られるコノリー製のカフリンクス。8と88がデザインされている。「ロンドンのミューズ(馬小屋が左右に並ぶ横町の意味)に一号店があって、そこで購入したものです。レーシングドライバーのジム・クラークに由来する数字だそうで、日本でも8は縁起がいいと思って」。

「一目ぼれでした」と語るのは15年前にフィレンツェのアンティークショップで見つけたパテックフィリップのトップハット。なんとカルティエとのダブルネームだ。

「一目ぼれでした」と語るのは15年前にフィレンツェのアンティークショップで見つけたパテックフィリップのトップハット。なんとカルティエとのダブルネームだ。

スーツ/イザイア、シャツ/メローラ&デレーロ製、マリネッラ、シューズ/ステファノ ベーメル。「みんなと同じものが嫌なんです」とオーダーづくしの藤枝さん。スーツは、マリネッラの2階のサロンにあったホームスパン(地元の生地屋から仕入れらたもの)を気に入って、その生地をイザイアに持ち込んで仕立てた一着。「華麗なる賭け」に登場したスティーブ・マックィーンのスーツをイメージして3ピースで作られた。シャツは12年前にマリネッラのショップを東京にオープンしたときにオーダーしたもので、タキシードにも合わせられるよう、フライフロントになっている。

スーツ/イザイア、シャツ/メローラ&デレーロ製、マリネッラ、シューズ/ステファノ ベーメル。「みんなと同じものが嫌なんです」とオーダーづくしの藤枝さん。スーツは、マリネッラの2階のサロンにあったホームスパン(地元の生地屋から仕入れらたもの)を気に入って、その生地をイザイアに持ち込んで仕立てた一着。「華麗なる賭け」に登場したスティーブ・マックィーンのスーツをイメージして3ピースで作られた。シャツは12年前にマリネッラのショップを東京にオープンしたときにオーダーしたもので、タキシードにも合わせられるよう、フライフロントになっている。

ステファノ ベーメルの靴は、バックルがシルバーになっていて、15年は愛用しているお気に入りのオーダーメイドだ。

ステファノ ベーメルの靴は、バックルがシルバーになっていて、15年は愛用しているお気に入りのオーダーメイドだ。

アントニオ パニコのポロコートは英国のW.BILLのカバードクロスで仕立てたもの。藤枝さんは、これまでにアントニオ パニコでは15着ほど、洋服を仕立てている。「時代に合わせシルエットが変わると商売柄、着られなくなってしまいます。でも、これは長く愛用しています」。

アントニオ パニコのポロコートは英国のW.BILLのカバードクロスで仕立てたもの。藤枝さんは、これまでにアントニオ パニコでは15着ほど、洋服を仕立てている。「時代に合わせシルエットが変わると商売柄、着られなくなってしまいます。でも、これは長く愛用しています」。

マリネッラのシルクストールは7、8年前に色柄違いで3枚合わせて購入。「英国のものだとサイズは30×180cmが一般的。こちらは幅がダブル仕立て(幅が2倍で長さも長い)のうえ、フリンジが好きなんです」。

マリネッラのシルクストールは7、8年前に色柄違いで3枚合わせて購入。「英国のものだとサイズは30×180cmが一般的。こちらは幅がダブル仕立て(幅が2倍で長さも長い)のうえ、フリンジが好きなんです」。

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2019年Dec. VOL.297月号

2019

Dec. VOL.297

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